- 入所の動機を教えてください
- 様々な業種の最先端の技術に携われる
-
昔からモノづくりに関わる仕事がしたいと思ってはいたのですが、就職活動が始まっても何を作りたいかがはっきり定まっていませんでした。その際、弁理士という資格、特許事務所という業界があることを知りました。特許事務所では、実際にモノを作ることはできないですが、様々な業種の最先端の技術、それに携わる人たちに関われるのではないかと考え、特許事務所を就職先として選択しました。
- 実際に入所して、事務所にどのような印象を持ちましたか
- アットホームな雰囲気で相談しやすい
-
仕事の特性上、一人で作業を行うことが多く、技術者の席は、1名または2名ずつパーティションで仕切られていて、集中して業務を行える環境が整っています。これだけ聞くと、新人の方たちは困ったときにアドバイスを貰いにくいと思うかもしれませんが、割と話し好きで気さくな人たちが多いので、相談にいくと丁寧に教えてくれたり、世間話になったり、大きな事務所の割にアットホームな感じがしています。
- 入所後の教育体制はいかがでしたか。どのように業務を学びましたか。
- 明細書の基本的知識の習得が担保される教育体制(OJT+α)
-
基本的にはOJTで、自分が書いた明細書などの全ての出願書類を上司が添削し、実務を進めていくスタイルです。OJTでは、個人に合わせた密な指導を行うことができる一方で、指導方法等によって育成効果にばらつきが生じる可能性があります。特許技術者にとって一番重要な明細書の書き方についても、例外ではないと考えます。弊所では、数年前から技術分野ごとに明細書の書き方に関する書籍を定期的に刊行しています。(知財実務シリーズ)私は、『競争力を高める機械系特許明細書の書き方』の執筆に参加しました。新入所員の方は、OJTの前後に書籍を通じて明細書の基本的な知識を再確認することができます。また、定期的に所内研修を開催しているので、その時の自分のレベルや関心に応じて実務への理解を深めることもできます。このように、どの部署に所属していても、明細書の基本的な知識の習得が担保されており、OJTのデメリットが軽減されていると思います。
