堀江 健太郎

2004年入社

特許ALP部門 弁理士

メーカーで研究職として勤務後に入所し、海外顧客の日本出願を担当。

マネジメントで意識している事、後輩を育てるために取り組んでいることを教えてください。
相手の言うことをよく聞き、言いたいことを理解する

内容指導の際には、まずは、相手の言うことをよく聞いて、言いたいことを理解するよう努めています。
最初は、ピントがずれたことを言ってくることが多いのですが、経験がない人の場合は、それが当たり前ですので、頭ごなしに否定しないようにしています。
忍耐力が必要ですが、否定してばかりいると、自分で考えなくなりますので、まずは、自分で考えてもらうようにしています。あとは、指導する方が適当なことをしていると、後輩も真似をしますので、自分の仕事のクオリティを向上させるための努力を続けています。

後輩育成の中で得た気付きや、学びを教えてください。
自分のスタンスを変え、できるだけフラットな感情で人に接する

チームで仕事を円滑に進めたいなら、まずは自分のスタンスを変えることです。
指導することは時間がかかります。そのため昔は、忙しい時にイライラして、その態度が指導に出ることもありました。しかし、私が不愉快な態度でいると、指導を受ける人は、必要以上に気を使って恐縮した態度になりますよね。このような環境が続くと、わからないことでも聞かないで済ませようとなるかもしれませんし、円滑な指導も行えません。
そのため、できるだけフラットな感情で人に接するようにしています。これは、後輩を指導する時だけでなく、もっと言うと、仕事の時だけなく、プライベートの時でも常に心がけています。

マネジメント職のやりがいや、おもしろさを教えてください。
後輩が一人前になってくれることが一番嬉しい

指導した後輩が、色々と吸収してくれて、一人前になってくれることが一番嬉しいです。例えば、相談してもらっていた難しい案件を、指導した後輩が上手くやりきった時は、自分のことのように充実感があります。
また、指導した後輩が都合により退所してしまうこともありますが、退職後も連絡をくれる方もいるので、何か特別な絆のようなものがあるなと感じています。

どのような人材が志賀国際特許事務所で成長すると思いますか?
人の二倍・三倍努力する向上心を持ち、周りと協調できる方

人の二倍・三倍と努力することを怠らず、向上心を持つ方が成長できるように思います。また、事務所では自分一人で働くわけではなく、周りの人達と協調して働く必要があり、加えて、お客様へのサービスを提供する仕事ですので、独りよがりにならず、相手の気持ちがわかる能力も重要だと思います。

今後は、現在の所属部門を、また志賀国際特許事務所をどのようにしていきたいですか?
常にお客様のことを考えて行動できるような部門にしたい

私の部門は、海外の出願人の案件を扱いますので、どうしても、お客様と距離があります。
そのため、課員が常にお客様のことを考えて行動できるような部門にしていきたいです。また、お客様のことを考えて行動できるということは、事務所で共に働く人達のことも考えることができることにもつながりますので、各課員がこのような気持ちを持つことによって、風通しの良い、働きやすい組織にしていきたいと考えています。