行田 朋弘

2013年入社

意匠商標部門 弁理士

中堅所員として外国企業の意匠・商標権に関する日本案件を担当。
前職では、知財専門の翻訳会社および法律特許事務所で、主に特許関連の翻訳業務に従事。英和、和英、独和、和独、独英、英独翻訳を行っていた。
2014年弁理士資格取得

入所の動機を教えてください
外国企業の意匠案件の取扱い件数の多さに魅力を感じた

弁理士として、海外ビジネスに関連した意匠商標の仕事がしたいと思いました。弊所は、世界各国との取引があり、且つ意匠商標の案件も多いです。特に意匠に興味があったので、意匠案件が多いことに魅力を感じて、入所を志望しました。

入所後に弁理士資格を取得されましたが、どのような勉強法をされましたか
模擬試験を活用しつつ、自分のペースを守り、集中して受験勉強

受験を決意したのが、短答試験の4か月前でしたので、予備校の短期集中講座に通いました。短答試験は合格しましたが、論文試験は対策をしておらず、不合格でした。不合格通知の後すぐに論文必須科目について通信講座で勉強し、翌年に論文試験および口述試験共に合格できました(情報系資格を保有しているので、選択科目は免除)。
私は、どこかに定期的に通って授業を受けるということが苦手なので、短答試験対策以外は通信講座と独学で勉強しました。ただし、予備校の模試を複数回受験し、苦手分野の克服に努めました。

中堅所員として気を付けていることはありますか
相手の習熟度に応じたサポート

新人や経験が浅い所員を指導する時は、まずは答えを示して、どういうプロセスでその答えに至るかを説明するようにしています。ただし、それをいつまでも続けていると自分で調べて考える力を養えないので、私が伝える情報を徐々に少なくするようにします。上達速度は人によって異なりますので、その人の力量に応じてサポートを減らすよう気を付けています。

現在の業務の魅力を教えてください
一専門家として海外クライアントに認められる

幣所は多数の海外の企業および事務所と取引があるので、私を含む多くの弁理士が、海外の取引先を訪問してプレゼンや情報交換を行っています。コロナ禍では、ウェブ会議を頻繁に行い、コミュニケーションを図っていました。
一専門家として認識してもらいながら、外国人を相手に意見交換やプレゼンができる点に魅力を感じています。取引がある米国事務所で意匠のプレゼンをしたところ、プレゼンに感銘を受けたということで、意匠に関する書籍の執筆をその事務所から依頼されたこともあります。執筆はハードでしたが、無事米国で出版され、よい経験になりました。

今後チャレンジしたいことや目標を教えてください
ITを駆使した業務効率化でベストなパフォーマンスを提供

専攻ではありませんでしたが、高校および大学で情報技術を学び、20年以上プログラミングを行っています。よって、弁理士業務と並行して、ITを利用した知財業務の効率化(いわゆるリーガルテック)にも取り組んできました。近年は社会的にも業務におけるIT活用が重視され、情報技術も急速に発展しているので、今後はより一層リーガルテックに注力したいと思います。また、そうすることで、弁理士業務やクライアントとのコミュニケーションにおいてフォーカスすべき点を理解して、その点に注力したいと思っています。

求職者の方へメッセージをお願いします
未経験であっても、ご自分の興味や関心、スキルを活かそう

知財を大学で勉強された方や業界経験者を歓迎するのは言うまでもありません。一方、知財は国際的な仕事が多く、活躍を広げたいならば、英語力等の国際的なスキルや経験が必要となります。また、意匠弁理士として活躍するならば、デザインに関する知識が必要となります。よって、知財未経験の方であっても、これらの知識や経験をお持ちの方はアドバンテージがあると思いますので、お気軽にご応募頂ければと思います。

1日の仕事の流れ

業務開始
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当日期限の案件の確認及び課員への新件の割り振り
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自身の案件の処理、クライアントへのメール返信や電話、特許庁、税関又は裁判所との電話や面接、案件チェックを含む課員の指導、課内ミーティング及び勉強会、海外の取引先の来所またはWEB会議対応、等
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ニュースレターの作成やプレゼンの準備、業務効率化用のツールの開発やITチームとの相談
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終業