2015 年は、日本の意匠・商標制度に大きな改正がありました。
意匠については、ハーグ協定ジュネーブアクトへの加盟により、日本企業も国際出願制度を利用して外国出願ができるようになり、今後の外国出願戦略に大きな影響を与えることが予想されます。
商標については、新しいタイプの商標が保護対象に加わりました。4 月1 日より、位置/色彩/音/動き/ホログラムからなる5つの新しいタイプの商標の出願受付が開始され、同日に481 件の出願がありました(位置103 件、色彩192件、音151 件、動き32 件、ホログラム3 件)。ハーグ協定による国際出願制度と新しいタイプの商標、いずれも今まではなかった概念ですので、制度の概略とともにそのメリットや様々な使い方をご提案します。