審査官・審判官との面接

概要
No.
14-04
発行月
2014年9月
業務分野

拒絶理由通知書を手にして、なぜ審査官はこのような判断をしたのか納得できないという思いをもたれた方は少なくないと思われます。不本意な拒絶理由を受けてしまう原因の一つに、技術思想である発明を文字によって説明することの難しさがあります。また、複数の実施形態を含む上位概念で特許請求の範囲に記載しなければならないことも原因と言えるでしょう。文字による技術思想の表現の難しさには、あらゆる場面で直面します。これらの困難を補う手段として図面、表、フローチャート等を用いるわけですが、これらを併用しても限界があります。そこで、審査官の見解と出願人の意図との違いを解消する一つの手段として、面接審査が挙げられます。審査官と出願人との発明の理解における齟齬を解消するために、面接の活用についてご提案します。