2013年の中国での出願件数は、特許82万件、実用新案89万件、意匠65万件、商標188万件、著作権登録100万件となりました。これに伴い、知的財産に関する訴訟が年間8万件を超え、さらに今年中には知的財産裁判所が北京、上海、及び広東に設立される予定であり、中国における司法制度も大きく変化しています。
今回は、中国の有力特許事務所であるChina Science Patent & Trademark Agent LTD (中科専利商標代理有限責任公司)より、所長の張立岩先生をお招きし、中国における最近の知財動向、中国での知的財産権の権利行使の手段としての訴訟対策及び、税関手続きの詳細についてご講演いただきます。また、中国で有効に機能すると言われている実用新案権、商標権、及び登録著作権により権利行使された事例及び、インターネット上の侵害への対応の事例についてもご解説いただきます。
内容
- 中国の特許事情
- 特許審査・審判の最近の動向
- 特許権侵害救済
- 商標権による防護
- 著作権による防護
- インターネット上の侵害への対応
- 司法の最新動向