セミナー内容
マテリアルズ・インフォマティクス(MI)を採用することにより、多くの企業で新素材の開発と評価に要する時間とコストを削減し、全く新しい種類の素材を発見することが可能になっています。この新興分野での発明の保護は、欧州では多くの課題に直面しています。MIでは、ビッグデータ、コンピューターシミュレーション、人工知能(AI)を活用しますが、これらの各領域は、欧州特許庁(EPO)で特許可能なものの限界に挑みつつあります。出願人は、充足性と実施可能性に関する厳格なEPO規則を念頭に置いて特許明細書を作成する必要があります。
本セミナーでは、EPOでのMI発明の特許取得に関する問題を包括的に検討し、欧州での出願と審査のために特許明細書を作成するための実用的なヒントをお話いただきます。ご登壇いただくDr. Piotrowiczは、欧州特許庁におけるコンピューター実装発明の特許性に関する最も権威のある判例である拡大審判部(EBA)G1/19(歩行者シミュレーション)で中心的な役割を果たしたご経験をお持ちです。G1/19の内容にも触れつつお話いただきます。
※講師による講演は英語で行われますが、資料は英日対訳をご用意し、弊所所員が日本語で要点解説を行いつつ進めます。
※講演の最後には、質疑応答や名刺交換のお時間も設けております。知財分野において長年に亘る実務経験が豊富な先生方に直接お話を伺うことができるたまとない機会です。必要であれば弊所所員が会話のサポートをいたしますので、ご遠慮なくご質問いただけます。
- 本セミナーは集合型での開催となり、オンライン配信はございません。
- セミナー資料は、当日会場にて印刷した対訳資料を配布いたします。。
- セミナーの最後には質疑応答の時間を設ける予定です。日本語での質問も可能です。
- 同業他社および個人の方のご参加は、お断りさせて頂く場合がございます。
- 複数名のお申込については、1名ずつのお申込をお願いいたします。